『セクシャルウェルネス理学療法研究会:SWPT』
発足のご報告
近年、セクシャルウェルネス(性の健康)は、人の生活の質(QOL)や尊厳に深く関わる重要な健康領域として注目されています。しかし、性に関する悩みは依然として語られにくく、適切な相談先や支援の選択肢が十分に知られていない現状があります。
理学療法の領域においても、骨盤底機能、自律神経調節、身体感覚、運動機能など、性機能と関連する身体機能に関する知見が蓄積されてきています。にもかかわらず、理学療法士が「性の悩み」にどのように関与できるのかについては、体系的に整理され、共有されているとは言い難い状況です。
このような背景のもと
「セクシャルウェルネス理学療法研究会」
(Sexual Wellness Physical Therapy:SWPT)
では、性を身体機能の一領域として捉え、神経生理学・運動学・自律神経調節といった理学療法学的視点からセクシャルウェルネスを探究することを目的として発足しました。
【理念】
性と身体をつなぐ理学療法を探究し、神経生理学・運動学・自律神経調節の視点から,語られにくい性の悩みに専門的かつ、誠実な支援の可能性を提示する。
【目的】
・セクシャルウェルネスに関する神経生理学的
・運動学的知見の整理と発信
・性機能に対する理学療法評価・介入モデルの構築
・理学療法士が関与可能な「性の悩み」の領域を可視化する
・臨床家同士の学術交流および症例検討の場の創出
・エビデンスと臨床経験を統合した教育機会の提供
・一般の方へ身体機能としての性に関する正しい情報を届ける
・医療職間連携(医師・助産師・心理職等)との協働モデルを探究する
【文章】
本研究会は、セクシャルウェルネスを身体機能の一領域として位置づけ、神経生理学的・運動学的視点から知見の整理および発信を行うとともに、性機能に対する理学療法評価・介入モデルの構築を目指す。 また、理学療法士が関与可能な性の悩みの領域を可視化し、学術交流および症例検討の場を創出し、エビデンスと臨床経験を統合した教育機会を提供していきます。さらに、一般の方々に対しても、身体機能としての性に関する正しい情報を届けることで、性に関する悩みに対する理解と支援の可能性を社会に広げていくことを目指しています。
本研究会の活動は、皆さまとのつながりによって初めて形になるものです。今後、各地で協力やご意見をお願いする機会もあるかと思います。その際には、ぜひこの想いに共鳴していただければ幸いです。
【研究会メンバー】
・笹岡 愛加(女性医療クリニックLUNAネクストステージ)
・及川 文宏(日本アレルギーリハビリテーション協会)
ご関心のある方は、ぜひ今後の活動にもご注目ください。
※上記の研修会の詳細・申込は以下のリンク(ボタン)より、ご確認ください。
【プロフィール】
笹岡 愛加 理学療法士
【所属】
・女性医療クリニックLUNAネクストステージ
・irodoru+
【略歴】
2006年 高知県の総合病院で理学療法士として勤務開始
2011年 高知医療学院で専任講師として勤務
2014年 フランスに1年間留学し、骨盤底リハビリテーション卒後研修を受講
2017年 日本でアメリカ理学療法士協会認定産前産後コース・骨盤底コースレベル1受講
2019年 女性医療クリニックLUNAで骨盤底リハビリテーションの臨床を実践
【メディア出演】
・日本理学療法士協会ウィメンズヘルス・メンズヘルス部門YouTube「尿失禁症状の予防・改善のための骨盤底筋トレーニング」
・NHK「あさイチ」女の相談室6月1日放送等、多数出演。
及川 文宏 理学療法士
認定理学療法士
(健康増進・参加)
【所属】
・一般社団法人 日本アレルギーリハビリテーション協会 代表理事
・アレルギー疾患専門院 アレルコア 代表
・福のしま研究会 会長
・日本アレルギー学会会員、日本アレルギー協会会員、日本自律神経学会会員
【学歴・職歴】
2002年 国際医療福祉大学理学療法学科 卒業
2002年 太田綜合病院附属太田熱海・西ノ内病院
2012年 医療法人 友愛会 盛岡友愛病院
2014年 アレルコア 開院
日本アレルギーリハビリテーション協会設立
2020年 アレリハ協会 法人登記 一般社団法人へ
2025年 自律神経理学療法研究会 発足
