マグネシウム不足は心臓病を招く!?

 

どうも生理学オタクの理学療法士藤原翔です

 

 

皆さんは

 

マグネシウムをご存知ですか?

 

 

そういえば高校の化学で出てきたっけなぁ

 

燃やすと眩しく光るやつだよね

 

なんて認識の方も多いのではないでしょうか

 

 

一般の方はもちろん

 

セラピストも生体内で

 

どんな役割をしているのか

 

知っている人は少ないのではないでしょうか?

 

 

実はこのマグネシウム

 

身体ではひじょーーーに大事な役割があるんです!

 

 

今回は

 

そんなマグネシウムのお話です

 

 

マグネシウムは

 

細胞外よりも

 

細胞内に多く含まれていますね

 

 

マグネシウムの大事な役目とは

 

①細胞の安定化

 

②代謝の補酵素

 

③神経や筋肉の抑制

 

 

 

ヒトの細胞は60兆個あると言われています

 

その一つ一つがこのような構造をしており

 

細胞膜で仕切られているのです

 

この膜がしっかりとしていなかったら

 

組織を保っていられませんし

 

栄養や不要物の交換も

 

めちゃくちゃになるのは

 

容易に想像できるかと思います

 

硬すぎず柔らか過ぎず

 

いい塩梅に

 

 

 

この膜の安定化の一翼を担っているのが

 

マグネシウムなんです!

 

 

どういうことかと言うと

 

細胞膜には

 

内部の余分なミネラルを汲み出す装置

 

ポンプがあります

 

 

活動電位や筋肉の収縮過程で

 

細胞内にはナトリウムイオンや

 

カルシウムイオンが入ってくるため

 

それを外に出してやる必要があるのです

 

 

マグネシウムイオンが不足してしまうと

 

このポンプの働きが弱くなってしまいます

 

 

余分なミネラルが細胞内に蓄積されていく訳ですから

 

浸透圧は上昇し

 

細胞はどんどん浮腫んでいきます

 

 

細胞内のミネラルバランスが崩れると

 

当然ミトコンドリアも働けません

 

 

ミトコンドリアは

 

身体のエネルギーを産生する

 

代謝機能の主要機関であるため

 

細胞はやがて死滅してしまいます

 

 

死滅するだけならまだしも

 

良くはないですが…

 

 

細胞内に過剰に溜まったカルシウムイオンは

 

石灰化してしまうこともあります

 

カルシウムは骨や貝殻の主成分ですよね

 

 

あんな感じのものが

 

身体内で出来上がってしまうのです

 

 

 

 

最も弾性が必要とされる

 

心臓や動脈にできたらどうでしょう?

 

 

これが

 

動脈硬化や弁膜症を引き起こすのです

 

 

マグネシウム大事ですねー

 

 

次回も

 

マグネシウム編続きます

 

お楽しみに

 

 

ではでは